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CYANT

Costa Rica Santa Maria de Dota Kizuna Yellow Honey

Costa Rica Santa Maria de Dota Kizuna Yellow Honey

コスタリカ|イエローハニー|中浅煎り

湯気がほどける瞬間、ストーンフルーツを思わせるやわらかな香りが静かに立ち上がります。  
口に含むと、黄桃やアプリコットのような果実の甘さがなめらかに広がり、メープルを思わせるやさしい甘さが重なります。余韻は穏やかでエレガントに続き、全体の印象を静かに整えていきます。  

“やわらかな果実味と、メープルのような甘い余韻。上品な質感を大切にしたい方へ。”  

コスタリカ中部サンタマリア・デ・ドタ。モンテコペイ・ミル、キズナ農園のイエローブルボンをイエローハニーで仕上げたロットです。  
冷めていくほど果実の甘さがゆっくり広がり、全体の印象がよりエレガントに整っていきます。

プロファイル

この豆の焙煎について、試作や検証プロセスを焙煎ログにもまとめています。

→ 焙煎ログ|ハニーの個性をどこで止めるか

Medium-Light Roast|ストーンフルーツ&メープル|透明感のある甘さ

ストーンフルーツの明るさと、ハニー由来のやわらかな甘さを両立させるため、糖変化を進めすぎず明度と輪郭を残す中浅設計にしました。序盤は熱を急がず、均一に熱を入れて質感を整えることを重視しています。

おすすめの飲み方
湯温:92℃前後
粉量:13g(210ml)
挽き目:中挽き〜中細挽き(EK43 #14.5前後)

温度帯での印象
中温帯では核果の明るい果実味とやさしい蜜感。冷めるほど甘さが落ち着き、メイプル〜軽い紅茶の余韻が伸びます。

香り
ベーシック ユニーク
質感
すっきり なめらか
酸味
おだやか 明るい
プロファイル Stone Fruits/Maple/Elegance
精製方法 Yellow Honey
品種 Yellow Bourbon
エリア・農園 Santa Maria de Dota, Bandera(Tarrazú)/Kizuna Farm(Monte Copey Micro Mill)
標高 1950m

産地・生産情報

※背景を知りたい方向け:生産地・精製・生産者などについての補足です。

▼ 生産エリアと精製について
このロットは、コスタリカ中部タラス地域のサンタマリア・デ・ドタに位置するキズナ農園で栽培された、イエローブルボン種のイエローハニープロセスです。
農園は標高1,950mにあり、高地特有の冷涼な気候と昼夜の寒暖差が、果実の密度と酸の明瞭さを育てています。2014年のCup of Excellence優勝をきっかけに新たな挑戦の土台として開拓された区画で、2015年から本格的に農地として整備されてきました。
精製は、2009年からマイクロミルとして操業しているモンテ・コペイ・マイクロミルが担当しています。
果肉を一部残したまま乾燥させるイエローハニープロセスで、チェリーの状態や天候に応じて乾燥条件を細かく管理。過度な発酵を避けつつ、ハニーらしい甘さと質感が残るように仕上げられています。

▼ 生産者体制と品質管理
モンテ・コペイ・マイクロミルとキズナ農園は、ナヴァーロ家によって運営されています。
父であるルイス・エンリケ・ナヴァーロ氏は、30年以上にわたってコーヒー生産に携わり、2000年代前半までは収穫したコーヒーを組合へ出荷していましたが、収入面の厳しさから、2009年に自らのマイクロミル設立に踏み切りました。
現在は4代目のエンリケ・ナヴァーロ・グラナドス(Jr)が中心となり、父から受け継いだ“Passion and Dedication”(情熱と献身)の姿勢を軸に生産を継続しています。モンテ・コペイでは現在6つの農園を所有しており、その一つが標高1,950mのキズナ農園です。2014年のCOE優勝の賞金を元手に新たな挑戦の場として開拓された区画で、伝統品種であるイエローブルボンを中心に、高品質ロットの生産が進められています。
近年は肥料設計の見直しにも取り組んでおり、2023年以降はチェリーの実り方や木の状態がより健全になってきているとされています。こうした取り組みの結果、2012年のCup of Excellence 4位入賞、2014年の優勝をはじめ、ドタ地区を代表する生産者の一つとして知られるようになりました。

▼ 品種と風味の特徴
このロットに使用されているイエローブルボンは、コスタリカで受け継がれてきたトラディショナルな品種のひとつです。
高地で育ったイエローブルボンは、ストーンフルーツを思わせる明るい酸と、ハニー精製由来のやわらかな甘さを併せ持ちます。

今回のロットでは、中浅煎りにすることで、
・核果系の穏やかな果実味
・メイプルシロップのようなやさしい甘み
・ほんのりと紅茶を思わせる後味
といった印象がまとまりよく感じられます。
温度が下がるほど、甘さに丸みが出て、落ち着いた余韻へとつながる構造が特徴です。

▼ 歴史的背景と地域性
タラス地域、とくにサンタマリア・デ・ドタ周辺は、コスタリカの中でも高品質なコーヒー産地として知られています。
標高の高さと冷涼な気候、そして山あいの地形が生み出す寒暖差が、クリーンで密度のあるカップを生み出す条件となっています。
モンテ・コペイ・マイクロミルは、こうした地域の自然条件を活かしつつ、自ら精製設備を整えることで付加価値の向上に挑戦してきた生産者の一つです。
“Passion and Dedication”という言葉どおり、年間を通じてコーヒーに向き合う姿勢が評価され、今ではドタ地区を代表するマイクロミルのひとつとして、多くのロースターに知られる存在となっています。
今回のキズナ農園ロットも、その取り組みの延長線上にある一杯と言えます。

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心地よいコーヒー

私たちが目指すのは心地よいコーヒーです。
力強い個性は添えるように、繊細で優しい個性は引き立たせるように、それぞれの特徴を調和させ、最後まで飲みたくなるような、バランスのよいコーヒーを提供したいと考えています。
食事との相性を考慮し、浅煎りから中深煎りまでを取り揃えています。組み合わせによって風味の相乗効果を引き出し、幅広いご提案ができるようにしています。

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