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CYANT

Ethiopia Nigusse Gemeda Charcho Natural | エチオピア カラモ チャルチョ ナチュラル 浅煎り

Ethiopia Nigusse Gemeda Charcho Natural | エチオピア カラモ チャルチョ ナチュラル 浅煎り

エチオピア南部シダマ・チャルチョ地区、標高2,300〜2,400m。
高地特有の冷涼な気候が育てた74158品種のナチュラルは、軽やかさの中に凛とした甘さを宿しています。

カラモ・チャルチョの初収穫ロットを、北欧ロースト寄りの浅煎りで整えました。華やかな印象に、パイナップルやマンゴー、パッションフルーツの軽やかなトロピカル。ほのかなシナモンのニュアンスが香りを引き締め、口当たりはミルキーでシルキー。冷めるほど白桃やブラウンシュガーを思わせる甘さが、輪郭をもって広がります。
今回は糖変化を抑えた北欧寄りの火入れで、74158がもつ清澄さをそのままに。甘さは作るのではなく残す方向へ。果実味と透明感が素直に同居し、飲み進めるほど質感と甘みの層が静かに重なっていきます。

プロファイル

この豆は、滞留を作らず、香味の余白を残す浅煎り。糖変化を抑え甘さを残すような火入れを目指しました。

香り
ベーシック
ユニーク
コク
   すっきり
しっかり
酸味
    弱い 
 強い 
プロファイル フローラル スパイシー マンゴー
精製方法 ナチュラル
品種 74158
エリア・農園 Ethiopia Sidama Bura Karamo village
標高 2300-2400m


焙煎設計と味づくりの意図

▼焙煎設計の狙い
トロピカルフルーツやベルガモットを思わせる明るい香味を生かしながら、酸が鋭く出すぎないようRoRをなめらかに下降させた設計。
小粒・高密度・低水分という素材特性を踏まえ、1ハゼを強調せず中盤を軽やかに通すことで、香りの抜けとシルキーな質感を両立させました。

▼焙煎時の工夫・発見
序盤から中盤にかけての熱の当て方がポイント。膨張の遅いクロップのため、熱を急に入れると香味が荒れやすい傾向がありました。
前半を穏やかに進め、中盤では滑らかに落とすことで、酸と甘さのつながりが自然で、冷めても透明感が持続する仕上がりに。
FC後は早めに切り上げ、スパイスやトロピカルの香りをきれいにまとめています。

▼焙煎データ(参考値)
・使用機材:Aillio Bullet R1 V2
・チャージ温度:210℃(500g)
・焙煎時間:8分25秒
・ドロップ温度:199.5℃(IBTS)
・DTR:約9.0%
※設計値は素材の特性や抽出傾向に応じて随時調整・改善しています。

▼おすすめの飲み方
● 抽出温度:91°C
● 粉量:12g(200ml)
● 使用器具:HARIO V60
● 挽き目:他豆よりやや細かめ(EK43S #14前後)
※豆の密度と焙煎設計により、やや詰まりやすい印象。「注湯の回数を減らし、液面を保つように」「貯める抽出」がおすすめです。

コメント:
高温帯ではベルガモットやマンゴーのような香りが広がり、冷めるにつれて白桃やブラウンシュガーを思わせる穏やかな甘さへ。
全体に軽やかで、口当たりはシルキー。透明感と余韻の長さが印象的な一杯です。

農園・その他 情報

▼生産者について
このロットは、エチオピア初のカップオブエクセレンス(2020年)で優勝した農園、Nigusse Gemeda(ニグセ・ゲメダ)氏によるもの。
かつてはチェリーを背負って市場へ運んでいた小規模農家だった彼は、現在では4つのウォッシングステーションを持つ生産者へと成長。彼のコーヒーは今や世界中に輸出されています。息子のテウォドロス氏は輸出・品質管理・国際プロモーションを担い、親子でKaramoブランドを牽引しています。

▼サステナビリティへの取り組み
Nigusse氏は地元の小規模農家の育成にも注力。収穫技術や品質向上の支援に加え、「アウトグロワーズデイ」という表彰式典を通して農家の意欲を高めています。また2023年には、農村地であるシダマ・ブラ地域に学校を建設し、地域の教育機会拡充にも貢献。コーヒー生産と地域社会をつなぐ活動を継続しています。
▼品種について
「74158」は、Jimma農業研究センター(JARC)がMetu地域由来の選抜個体から開発し、1979年に正式に品種登録されたエチオピア在来系品種です。高標高向けに適応し、耐病性と高収量性に優れ、カップではフローラル/ストーンフルーツ/ベリー系の複雑でジューシーな香味が特徴です。

通常価格 1,670 yen
通常価格 セール価格 1,670 yen
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挽き豆
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心地よいコーヒー

私たちが目指すのは心地よいコーヒーです。
力強い個性は添えるように、繊細で優しい個性は引き立たせるように、それぞれの特徴を調和させ、最後まで飲みたくなるような、バランスのよいコーヒーを提供したいと考えています。
食事との相性を考慮し、浅煎りから中深煎りまでを取り揃えています。組み合わせによって風味の相乗効果を引き出し、幅広いご提案ができるようにしています。
※オンラインでは中煎りまでを販売

Roasting Philosophy

折りたたみ可能なコンテンツ

コーヒーの保存方法

 ※賞味期限 常温 冷凍
豆のまま   1ヶ月程 3ヶ月程
挽豆 1週間程 1ヶ月程

────ポイント

・必ず密封、冷暗所に保管
・長期保存は冷凍保存、使う分だけ取り出し使用

    ペーパードリップ基本レシピ

    コーヒー豆と湯の比率 1杯分 1.5杯分 2杯分
    コーヒー豆 12g 18g 24g
    湯量 200g 300g 400g

    湯温:93℃/12gの豆使用

    1. 40g のお湯を回しかけ、40秒蒸らす。
    2. 0:40 経過したら 90g までお湯を注ぐ。
    3. 1:05 経過したら 140g までお湯を注ぐ
    4. 1:35 経過したら 200g までお湯を注ぐ
    5. お湯がサーバーに落ちきったら完成。

    ────はじめてのコーヒー抽出

    コーヒーの味わいは、湯温・挽き目・焙煎度などの条件によって大きく変化します。
    基本的な抽出方法を覚えることで、たとえば
    「味が出すぎているから湯温を少し下げてみよう」
    「この味が美味しかったから、同じ手順で再現しよう」
    といったように、自分のやり方を見つけられるようになります。
    美味しいコーヒーを淹れるためのステップアップとしては、少し手間ですが、コーヒーミル・はかり・温度計などを使いながら、少しずつ情報を集めてみるのもおすすめです。

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