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CYANT
Rwanda Coproca Nyamasheke Washed | ルワンダ コプロカ ウォッシュト 中煎り
Rwanda Coproca Nyamasheke Washed | ルワンダ コプロカ ウォッシュト 中煎り
プラムのような果実味と、ブラウンシュガーのやわらかな甘さが重なる中煎りウォッシュト。
口に含むと明るくしなやかな酸が広がり、冷めるほどに質感と甘さが重なり合い、輪郭のある余韻へと続きます。
温度帯によるバランスの変化を丁寧に設計した「持続型・構造重視」のアプローチ。
ルワンダ西部ニャマシェケ地区、標高1,700〜1,900mの丘陵地で育まれた、バランス感覚に優れたブルボン種ロットです。
プロファイル
プロファイル
この豆は「重ねる」ように香味を整えました。ラウンドな質感と甘さの重なりを、静かに支える設計を意識しています。
香り
ベーシック
ユニーク
コク
すっきり
しっかり
酸味
弱い
強い
| プロファイル | プラム オレンジ ブラウンシュガー ラウンド |
|---|---|
| 精製方法 | ウォッシュト |
| 品種 | ブルボン |
| エリア・農園 | ルワンダ西部 ニャマシェケ地区 Coproca WS |
| 標高 | 1700-1900m |
焙煎設計と味づくりの意図
焙煎設計と味づくりの意図
この豆の焙煎について、試作や検証プロセスをブログにもまとめています。
→ [焙煎ログ|ゆっくり開く香りと甘さを支える中煎り設計 | Rwanda Coproca ]
▼ 焙煎設計の狙い
青りんごやプラムを思わせる酸味と、べっこう飴やブラウンシュガーのような甘さが共存する中煎りに仕上げるため、香味の立ち上がりと持続性のバランスを重視した設計にしました。
チャージ温度は夏場補正としてやや低めに設定し、ピーク後のRoR再上昇を抑えたアプローチで、質感・輪郭・冷めたときの残り香が整うように設計しています。
▼ 焙煎時の工夫・発見
全体を通してRoRを穏やかに下降させることで、果実味が滑らかに立ち上がり、酸が強調されすぎないバランスに。
特にFC前後の熱コントロールが仕上がりを左右するポイントで、FC後にRoRを再上昇させないよう排気と火力を微調整。
香りのピークを引き出したうえで、甘さが沈まないよう、やや長めのデベロップで着地させています。
冷めても味が締まり、アイス抽出でも構造が崩れにくい印象です。
▼ 焙煎データ(参考値)
• 使用機材:Aillio Bullet R1 V2
• チャージ温度:205℃(360g・夏補正)
• 焙煎時間:8分47秒
• ドロップ温度:203.6℃(IBTS)
• DTR:約19.7%
※設計値は季節や素材特性に応じて調整しています
▼ おすすめの飲み方
• 抽出温度:91°C 前後
• 粉量:13g(210ml)
• 挽き目:中挽き〜中細挽き(EK43S #14.7相当)
コメント:
中温帯では、プラムやオレンジのような果実味と、ブラウンシュガー様の甘さが重なり、ラウンドな質感が広がります。
冷めていくにつれて、質感と酸のバランスがより明瞭になり、アイス抽出でもクリーンさと構造がしっかり残る仕上がりを意識しています。
農園・その他
農園・その他
▼ 生産エリアと精製について
このロットは、ルワンダ西部・ニャマシェケ地区にあるCoprocaウォッシングステーションで精製されたウォッシュトプロセスのブルボン種です。
標高1,700〜1,900mの丘陵地で栽培されたチェリーが、アフリカンベッドで丁寧に発酵・乾燥処理され、ドーマン社傘下のルシジドライミルで選別・仕上げが行われています。
精製工程では、果肉除去→ミューシレージ除去→発酵→水洗→天日乾燥の流れで進められ、比重選別や複数回のハンドピックを通して高い均一性とクリーンカップが実現されています。
▼ 生産者構成と品質管理
Coproca(Coopérative des Producteurs de Café)ウォッシングステーションには、約1,000の小規模農家がチェリーを供給しており、共同組合的な体制で品質向上が図られています。
ルワンダでは過去に生産環境の不安定さ(ポテトディフェクトなど)が課題とされてきましたが、輸出業者であるドーマン社との協力により徹底した未熟豆のハンドピックや衛生的な処理設備の導入がされており、信頼性の高い原料供給が可能になっています。
▼ 品種と風味の特徴
ルワンダで伝統的に栽培されてきたブルボン種(アラビカ)を使用。
この品種は標高1,700m以上の高地環境に適応し、オレンジやプラム系の酸と、べっこう飴やチョコレートのような甘さが共存するカップを生み出します。
とくに今回のロットは、酸のキレと甘さのまとまりが中煎りで際立つ構造で、ホット・アイスどちらでも香味の安定性が感じられます。
▼ 歴史的背景と地域性
ルワンダのコーヒー産業は、1994年の大虐殺という深い歴史的困難を乗り越えて発展してきました。
現在では40万以上の小規模農家が生産に関わっており、各地に整備されたウォッシングステーションを通じて、高品質ロットの輸出が増加しています。
このロットが生まれたニャマシェケ地区もその中心地のひとつであり、「千の丘の国」と呼ばれるルワンダらしい、美しい丘陵地の風景とともに、地域の誇りとしてこのコーヒーが届けられています。
通常価格
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心地よいコーヒー
私たちが目指すのは心地よいコーヒーです。
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コーヒーの保存方法
| ※賞味期限 | 常温 | 冷凍 |
|---|---|---|
| 豆のまま | 1ヶ月程 | 3ヶ月程 |
| 挽豆 | 1週間程 | 1ヶ月程 |
────ポイント
・必ず密封、冷暗所に保管
・長期保存は冷凍保存、使う分だけ取り出し使用
ペーパードリップ基本レシピ
| コーヒー豆と湯の比率 | 1杯分 | 1.5杯分 | 2杯分 |
|---|---|---|---|
| コーヒー豆 | 12g | 18g | 24g |
| 湯量 | 200g | 300g | 400g |
湯温:93℃/12gの豆使用
- 40g のお湯を回しかけ、40秒蒸らす。
- 0:40 経過したら 90g までお湯を注ぐ。
- 1:05 経過したら 140g までお湯を注ぐ
- 1:35 経過したら 200g までお湯を注ぐ
- お湯がサーバーに落ちきったら完成。
────はじめてのコーヒー抽出
コーヒーの味わいは、湯温・挽き目・焙煎度などの条件によって大きく変化します。
基本的な抽出方法を覚えることで、たとえば
「味が出すぎているから湯温を少し下げてみよう」
「この味が美味しかったから、同じ手順で再現しよう」
といったように、自分のやり方を見つけられるようになります。
美味しいコーヒーを淹れるためのステップアップとしては、少し手間ですが、コーヒーミル・はかり・温度計などを使いながら、少しずつ情報を集めてみるのもおすすめです。
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