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CYANT
Guatemala El Injerto Bourbon Washed | グアテマラ エルインヘルト ブルボン 浅煎り
Guatemala El Injerto Bourbon Washed | グアテマラ エルインヘルト ブルボン 浅煎り
チェリーや赤りんごのような果実味と、ブラウンシュガーを思わせる柔らかな甘さが重なる浅煎りウォッシュト。
口に含むと、明るくしなやかな酸が広がり、冷めるほどにハチミツのようなまろやかさとラウンドな質感が立ち上がります。
明るさの中に落ち着きと厚みを残すため、初期の熱設計を穏やかにコントロールした「構造型・透明感重視」のアプローチ。
グァテマラ北西部ウエウエテナンゴ、標高1,500〜2,000mの冷涼な高地で育まれた、エル・インヘルト農園ブルボン100%ロットです。
クリーンで瑞々しく、浅煎りでも芯のある甘さが穏やかに続きます。
プロファイル
プロファイル
香りを重ねるように、熱をゆっくりと馴染ませました。軽やかさの中に、深呼吸のような甘さをそっと残す浅煎りです。
香り
ベーシック
ユニーク
コク
すっきり
しっかり
酸味
弱い
強い
| プロファイル | レッドアップル プルーン アーモンドトフィー |
|---|---|
| 精製方法 | ウォッシュト |
| 品種 | ブルボン |
| エリア・農園 | ウエウエテナンゴ・エルインヘルト農園 |
| 標高 | 1500-2000m |
焙煎設計と味づくりの意図
焙煎設計と味づくりの意図
▼ 焙煎設計の狙い
赤りんごやプルーンを思わせる果実味と、アーモンドトフィーのようなやわらかな甘さを両立させるため、熱の勾配と時間の“粘り”を重視した設計にしました。
チャージ温度はやや低めに設定し、初期RoRを抑えながら、乾いた豆にゆっくりと熱を通すアプローチ。
水分に頼らず熱で潤いを作る構成とし、果実と糖の変化が自然に溶け合うようにしています。
▼ 焙煎時の工夫・発見
RoRを通して緩やかに下降させることで、酸の角が取れ、口当たりがなめらかに。
特にFC前後では火力と排気のバランスを細かく調整し、反応が過熱せずに甘さの層が重なるよう意識しました。
乾いた素材でも芯に密度を残すことで、冷めても輪郭が崩れず、温度帯による香味の変化が穏やかに続きます。
▼ 焙煎データ(参考値)
• 使用機材:Aillio Bullet R1 V2
• チャージ温度:210℃(600g)
• 焙煎時間:10分42秒
• ドロップ温度:200.8℃(IBTS)
• DTR:約10.0%
※設計値は季節や素材特性に応じて調整しています
▼ おすすめの飲み方
• 抽出温度:90~91°C 前後
• 粉量:12g(210ml)
• 挽き目:中挽き〜中細挽き(EK43S #14.5相当)
コメント:
中温帯では、赤りんごやプルーンの穏やかな酸に、ブラウンシュガーのような甘さが重なり、しっとりとした質感が広がります。
冷めるにつれて甘さがより丸みを帯び、ハチミツやナッツのようなやわらかい余韻へ。
浅煎りでも厚みを残し、透明感と落ち着きを両立させたクラシックスタイルの仕上がりです。
農園・その他
農園・その他
▼ 生産エリアと精製について
このロットは、グァテマラ北西部ウエウエテナンゴ県ラ・リベルタ地区に位置する、エル・インヘルト農園で生産されたフルウォッシュトプロセスのブルボン種です。
農園はシエラ・デ・ロス・クチュマタネス山脈に連なる丘陵地にあり、標高1,500〜1,920m(上位区画では2,000m近く)におよぶ高地に畑が広がります。
火山性ではないミネラル豊富な土壌、年間平均22℃前後の穏やかな気候、昼夜の寒暖差が大きい乾いた風——これらの条件が、透明感と密度を併せ持つコーヒーを育みます。
精製は自園内のウェットミルで果肉除去後、発酵・水洗を経て、天日およびグアルディオラ乾燥を併用。
仕上げ工程もドライミルまで一貫して農園内で行われ、複数回の比重選別とハンドピックにより高い均質性が保たれています。
▼ 生産者体制と品質管理
エル・インヘルト農園はアギーレ家によって数世代にわたり運営されており、現在はアルトゥーロ・アギーレ氏(父子)が中心となって品質管理を行っています。
収穫は完熟チェリーのみを手摘みし、区画・品種ごとに発酵時間と乾燥条件を細かく調整。
農園内に設置された研究区画では、樹勢・日照・発酵パターンのデータを蓄積し、翌年以降の改善に活かす取り組みも進められています。
Cup of Excellenceでの複数回の入賞(2006年、2009年など)が示すように、国際的にも安定した品質を誇る名門農園です。
▼ 品種と風味の特徴
使用されているのは、グァテマラで長く受け継がれてきた伝統的なブルボン種(アラビカ)。
この品種は高標高の冷涼な気候に適応し、赤りんごやプラムを思わせる酸と、キャラメルやココアのような甘さが穏やかに溶け合うカップを生み出します。
今回のロットはとくに、浅煎り域でも甘さの芯がしっかり残る構造が特徴で、クリーンさと厚みの両立が際立ちます。
温度が下がるほど、ブラウンシュガーやアーモンドトフィーのようなやわらかい甘さが立ち上がり、落ち着いた余韻を描きます。
▼ 歴史的背景と地域性
ウエウエテナンゴは、グァテマラ国内でも最も標高が高く、乾いた山風が吹き抜ける独特の気候帯にあります。
この乾燥した高地環境が、完熟チェリーの健全な乾燥を可能にし、果実由来の酸と甘さを澄んだまま保つ条件を作っています。
ラ・リベルタ地区に広がるエル・インヘルト農園は、20世紀初頭から品質向上の取り組みを重ねてきた先駆的存在であり、現在も自園一貫の体制で世界市場へ高品質ロットを送り出しています。
地域の自然条件と精緻な管理体制が結びつくことで、グァテマラを代表するウォッシュトの理想形とも言える味わいが形づくられています。
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心地よいコーヒー
私たちが目指すのは心地よいコーヒーです。
力強い個性は添えるように、繊細で優しい個性は引き立たせるように、それぞれの特徴を調和させ、最後まで飲みたくなるような、バランスのよいコーヒーを提供したいと考えています。
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コーヒーの保存方法
| ※賞味期限 | 常温 | 冷凍 |
|---|---|---|
| 豆のまま | 1ヶ月程 | 3ヶ月程 |
| 挽豆 | 1週間程 | 1ヶ月程 |
────ポイント
・必ず密封、冷暗所に保管
・長期保存は冷凍保存、使う分だけ取り出し使用
ペーパードリップ基本レシピ
| コーヒー豆と湯の比率 | 1杯分 | 1.5杯分 | 2杯分 |
|---|---|---|---|
| コーヒー豆 | 12g | 18g | 24g |
| 湯量 | 200g | 300g | 400g |
湯温:93℃/12gの豆使用
- 40g のお湯を回しかけ、40秒蒸らす。
- 0:40 経過したら 90g までお湯を注ぐ。
- 1:05 経過したら 140g までお湯を注ぐ
- 1:35 経過したら 200g までお湯を注ぐ
- お湯がサーバーに落ちきったら完成。
────はじめてのコーヒー抽出
コーヒーの味わいは、湯温・挽き目・焙煎度などの条件によって大きく変化します。
基本的な抽出方法を覚えることで、たとえば
「味が出すぎているから湯温を少し下げてみよう」
「この味が美味しかったから、同じ手順で再現しよう」
といったように、自分のやり方を見つけられるようになります。
美味しいコーヒーを淹れるためのステップアップとしては、少し手間ですが、コーヒーミル・はかり・温度計などを使いながら、少しずつ情報を集めてみるのもおすすめです。
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